住友生命:国内債積み増し、リスク性資産は削減の方針維持-下期運用

住友生命保険は2011年度下半期の資 金運用計画で、20年国債などの超長期債を中心に国内債券の残高を増や す方針だ。4月に策定した年度計画を維持し、国内外の株式などリスク 性資産の削減は引き続き進める。運用企画部の畑与晃・次長兼運用戦略 室長が21日までのインタビューで明らかにした。

畑氏は日本国債について20年債利回りが2%まで上昇すれば、「あ りがたい」が、実際にはその水準まで上がる前に買われてしまうとし 「1.7%程度でも、ある程度は買っていく形になる」と述べた。国内債 券は8000億円超積み増したとしている。ただ、下半期の純増額はこれ より「少ないだろう」との見通しも示した。

21日の債券市場で20年物の130回債利回りは1.765%で取引されてい る。ブルームバーグ・データによると、20年債利回りは今年5月上旬以 降、2%を下回って推移している。

外国債券は、残高を維持しながら為替リスクを回避(ヘッジ)した 外債、元本部分をヘッジするオープン外債とも機動的に運用する。畑氏 は、「ドル安が止まったことが明確にならないとヘッジを外すことはな い」と慎重だ。ギリシャやポルトガルなど欧州の重債務5カ国(PII GS)の国債は「一切保有していない」という。

国内株式、オルタナティブ(代替)投資を含めた外国株の残高は削 減する。融資については資金需要が償還分を下回り残高は減少する見通 し。畑氏は「円高による海外での設備投資で、現地通貨での調達が多く 思った以上に需要は弱い」という。上半期の残高は1000億円以上減っ た。不動産は横ばいを維持する。

6月末時点での同社の一般勘定資産は20兆6800億円。そのうち国内 債券は47%、国内株式4.7%、外国債券20%、外国株2.7%、貸付金15%、不 動産4.5%などとなっている。

住友生命の2011年度末の予想水準
(カッコ内は下半期中の予想レンジ)
10年国債     :1.1%      (0.8%-1.3%)
TOPIX   :850        (700-900)
日経平均株価 :9500円     (8000円-10000円)
米国10年債   :2.5%      (1.50%-2.75%)
欧州10年債   :2.3%      (1.50%-2.75%)
NYダウ     :11900ドル  (10000ドル-12500ドル)
SP500      :1280        (1020-1330)
ドル/円      :78円       (73円-81円)
ユーロ/円    :105円      (95円-115円)

--取材協力:野沢茂樹 Editor:Kazu Hirano Hidenori Yamanaka

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ先: 東京 伊藤 小巻 Komaki Ito +813-3201-8871 kito@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo +813-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Andreea Papuc +852-2977-6641 apapuc1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE