明治安田:国内債6400億円、欧州債券1300億円は見極め判断-下期

明治安田生命保険は2011年度下半 期の運用計画で国内債券への投資残高を約6400億円積み増す計画だ。 外国債券ではオープン外債を300億円、ヘッジ外債を900億円積み増す。 1300億円保有する欧州の重債務国債券は状況を見て対応を判断してい く方針だ。高松泰治副社長が21日午後、記者説明で明らかにした。

円建て債券については、安定的に収益を確保するための軸として、 年間で残高を2兆円増やす計画。上期はすでに1兆3600億円積み増し た。超長期国債への銘柄入れ替えでデュレーション(平均残存年限)を 長期化したい考えだが、金利が大幅に低下した現状では「積極的な入れ 替えはしたくない」という。

21日の債券市場で20年物の130回債利回りは1.77%で取引されて いる。ブルームバーグ・データによると、20年債利回りは今年5月上旬 以降、2%を下回って推移している。高松氏は、超長期金利が「30-40 bp(1bp=0.01%)程度上昇しなければ、入れ替えによる長期化は 難しい」との見方を示した。

外貨建て債券は、為替リスクを回避(ヘッジ)しないオープン外債 を年間で3000億円積み増す。上期の2700億円に加え、下半期も複数の 通貨に分散しながら残り300億円を積み上げる。ヘッジ付き外債は年間 では2700億円圧縮する方針で、3600億円減らした上半期に対して下半 期は円金利資産の代替として900億円増やす考え。

また、同社が保有するギリシャやポルトガルなど欧州の重債務5カ 国(PIIGS)の債券残高は1300億円で、現在は「特段の動きはし ていない」と述べ、維持しているという。デフォルト(債務不履行)し ないか注意深く見守っていく方針だ。

国内株式は引き続き残高を圧縮。上半期は60億円減らした。外国 株式は年間で増やす方針で上半期は200億円増加した。国内貸付は年間 で横ばいとする見込みだが、上半期は営業活動が奏功し残高が500億円 増えた。不動産は年間で残高減少の計画だが、上半期に200億円圧縮し 下半期は横ばいの見通し。

9月末時点での同社の一般勘定資産は27兆2400億円。内訳は国内 債券52%、国内株式9%、外国債券8%、外国株式4%、貸付金16%、不 動産4%などとなっている。

明治安田生命の2011年度末の予想水準
(カッコ内は下半期中の予想レンジ)
短期金利      :0.0-0.1%     (0.0-0.1%)
10年国債      :1.20%         (0.85-1.30%)
日経平均株価  :1万750円      (8000-1万1000円)
FFレート    :0.00-0.25%   (0.00-0.25%)
米国10年債    :2.20%         (1.6-2.8%)
NYダウ:    :1万2000ドル   (9500-1万3000ドル)
ドル/円       :80円           (76-84円)
ユーロ/円     :110円          (95-115円)

--取材協力:野沢茂樹 Editor:Kazu Hirano

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