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欧州債:スペインなど高債務国債が下落-伊10年債利回りは6%

20日の欧州債市場で、スペイ ンを中心に高債務国の国債が下落した。格付け会社ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスによるスペイン格下げ後の初めての国債入札 で、需要が前回入札を下回ったことが背景にある。

イタリア10年債利回りは上昇し、8月5日以来で初めて6%に 達した。欧州中央銀行(ECB)が同国債を購入した模様だと伝えら れたものの、大きく影響しなかった。フランス2年債は3日続落。同 国政府は92億9000万ユーロ規模の入札を実施した。

ドイツ国債も一時、軟調となった。ブルームバーグ・ニュースが 入手した指針草案で欧州の救済基金である欧州金融安定ファシリティ ー(EFSF)は当該国の「資金調達が困難になる前に融資を提供す ることができる」ことが示され、これが材料視された。

DZ銀行(フランクフルト)の債券調査部門責任者、トマス・マ イスナー氏は「リスク回避に戻りつつある」と述べ、「救済パッケー ジ拡充で負担が増えることも懸念されている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時40分現在、スペイン10年債利回りは前 日比13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.53%。 同国債(表面利率5.5%、2021年4月償還)価格は0.95下げ

99.72。イタリア10年債利回りは12bp上げて6.02%。

スペイン10年債の独10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレ ッド)は18bp拡大の353bpと、先月26日以来の最大となった。

スペイン政府がこの日実施した2021年債入札の応札倍率は

1.76倍。7月の前回入札では1.9倍だった。2019年債の応札倍率 は2.09倍と、9月15日に行われた前回入札の2.17倍を下回った。

仏10年債利回りは前日比4bp下げ3.17%、独10年債利回 りは5bp低下の2.01%。ブルームバーグのデータによると、両国 債のスプレッドは119bpと、1992年以来の最大に広がった。

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