米中古住宅販売:9月は3%減の年率491万戸-価格も下落

9月の中古住宅販売は前月比 で減少。増加と減少を隔月で繰り返すパターンが続いており、消費 者の悲観的な見方や9%台で高止まりする失業率が依然として住宅 市場に影を落としている。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売件 数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は、前月比3%減の491万 戸となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査 の予想中央値と一致した。

失業率は9%台にとどまり景気への悲観的な見方が強まっている うえ、融資が制限され多くの購入予定者が記録的な低金利の住宅ロー ンを活用できないでいる。リセッション(景気後退)終了後2年以上 が経過してなお住宅市場に改善が見られないのは、差し押さえ物件が 在庫を押し上げ、住宅価格が下落していることも背景にある。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのエコノミスト、アニ カ・カーン氏は「回復は長く険しい道のりになる」とし、「契約キャ ンセルや担保割れ物件の販売があまりに多く、住宅価格には引き続き 下げ圧力がかかるだろう」と述べた。

中古住宅価格(中央値)は16万5000ドルと、前年同月の17 万1400ドルを下回った。

担保割れ物件の売却

中古住宅在庫は前月比2%減の348万戸。販売に対する在庫比 率は8.5カ月だった。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は統計発表に 伴う記者会見で、現金決済が販売額全体の約3割を占め、通常の8- 9%から大きく上昇したと述べた。

差し押さえ物件やショートセール物件など担保割れ物件が9月の 販売全体に占める割合は30%だった。ショートセールは金融機関がロ ーン残高より低い金額で住宅を売却することに合意した取引を指す。

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