欧州委:ギリシャ向け融資、可能な限り速やかな実行を勧告

欧州連合(EU)の行政執行 機関である欧州委員会は、ギリシャ向け救済融資の次回分について、 同国のパパンドレウ首相が提出した最新の財政緊縮策が議会の承認を 獲得し次第、「可能な限り速やかに」実行するよう勧告した。

ギリシャ経済を国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB) とともに査定する欧州委は報告原案で、ギリシャの債務状況は引き続 き「極めて深い懸念事項だ」とし、2010年末時点に国内総生産(G DP)の140%を超えていた同国債務は「長年にわたり極めて高い水 準にとどまる」との見通しを示した。

これは同国を「負の衝撃に対して脆弱(ぜいじゃく)にするだろ う」と指摘した。

報告は「ギリシャ融資の第6弾を可能な限り速やかに実行するこ とを勧告する」とし、「先に合意され、政府が発表した財政引き締め と民営化、労働市場改革案が法制化され次第実施する」と説明した。 ギリシャ議会は20日に採決する。

欧州委とECB、IMFの「トロイカ」は、ギリシャの2013- 14年の財政赤字目標達成には一段の措置が必要となる公算が大きい ため、同国の中期的成長見通し引き下げが必要になる可能性があると も指摘した。文書によると、ギリシャの成長率は今年がマイナス

5.5%、来年がマイナス2.8%、13年がプラス0.7%と予想されて いる。

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