中国株(終了):上海総合指数、09年3月来の安値-景気減速を懸念

中国株式相場は下落。上海総合指 数が2009年3月以来の安値で引けた。景気の減速懸念に加え、欧州首 脳の救済基金をめぐる意見対立が企業の収益見通しに悪影響を及ぼす との見方が広がった。

中国最大の産銅会社、江西銅業(600362 CH)は1年3カ月ぶりの 安値に下落。上海市場の銅先物相場が5.5%値下がりしたことが響い た。中国南方航空(600029 CH)を中心に航空株も安い。第一財経日報 は、航空監督当局が旅客数の伸びの予測を下方修正したと報じた。

中信銀行(CITIC銀行、601998 CH)と万科企業(000002 CH) は金融関連銘柄の下げを主導。銀行監督当局が民間融資から生じるリ スクを「厳格に管理」する必要があると指摘したことが売り材料。酒 造会社の貴州茅台酒(600519 CH)も売られた。

ボセラ・ファンド・マネジメントの劉建偉ファンドマネジャーは 「国内外で景気減速が一段と鮮明になっており、これが相場の不安定 な動きにつながる可能性がある」と指摘。インフレ率が高水準にとど まっているため、中国人民銀行(中央銀行)が金融緩和に動く公算は 小さいとの見方を示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前日比46.15ポイント(1.9%)安の2331.37と、3 日続落し09年3月25日以来の安値で終了。上海、深圳両証取のA株 に連動するCSI300指数は前日比2.4%安の2520.53で引けた。

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