オリンパス:日生など大株主が追加開示求める、社長騒動で株下落続く

オリンパスに大株主も懸念を示し 始めた。解職された前社長が問題視した過去の企業買収情報を19日に 初公開したが、株価急落に歯止めが掛からない。20日までに筆頭株主 の日本生命保険が「十分な説明責任」を果たすよう要請。7位株主の米 投資会社は同日、追加開示を求める書簡を東京証券取引所にも送った。

日本生命はオリンパス株の8.3%を保有。広報担当の都築彰氏はブ ルームバーグ・ニュースの取材に対し、オリンパスに「投資家の懸念や コーポレートガバナンス(企業統治)に対する不信感」の払しょくに向 け、迅速な対応を求めたことを明らかにした。

7位株主のハリス・アソシエーツのデービッド・ヘロー最高投資責 任者は電子メールによるブルームバーグの取材に対し、オリンパスの過 去の買収で「ファイナンシャルアドバイザー(FA)がどの会社で、支 払いの額はどう決まったのか」などの追加情報を求める書簡を同社経営 陣や「東証の最高経営責任者(CEO)」に送ったとした。

ヘロー氏は、マイケル・ウッドフォード前社長が外部に漏らした情 報の真偽を確かめるため「独立した調査」を行うよう求めたという。オ リンパスによるこれまでの情報開示に「満足できない」として「株主だ けでなく、従業員や消費者なども答えを求めている」と強調した。

東証の広報担当、高橋直也氏はハリスの書簡について20日時点で 受領を確認できていないと説明。その上であくまで一般論として「投資 判断に影響のある事象が起こった際は、情報開示をするようお願いして いる」と語った。オリンパスに接触したかはコメントを避けた。証券取 引等監視委員会のコメントは得られていない。

オリンパスに関しては投資評価を注視する証券会社が続出、20日 には野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券も一時中止した。

下落やまず

同社は19日に、ウッドフォード氏が問題視していた英ジャイラス 社買収の際のFA支払い額を開示するとともに、過去に発表していなか った買収案件で巨額の減損処理を行った事実を公表。前社長はその内容 は、以前の会社側の説明と矛盾していると反論していた。

20日のオリンパス株の終値は前日比4.9%安の1321円。社長解任 前日の13日の終値2482円からは47%下落した。朝方には反発する場 面もあったが、ハリス社が追加の情報開示を求めたことが伝わると、一 気に下落、同6.0%安まで売られた。売買代金は国内上場株で引き続き 首位の673億円だった。

--取材協力 河元伸吾 Editor:Yoshinori Eki, Hitoshi Sugimoto

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