海外勢が12週ぶりに日本株買い越す、欧州解決期待-10月2週売買

10月第2週(11-14日)の日本 株市場では、海外投資家が12週ぶりに買い越しに転じた。前週まで続 いていた約13年4カ月ぶりの連続売り越し記録は途絶えた。

東京証券取引所が20日発表した第2週の投資部門別売買動向(東 証・大証・名証の1・2部合計)によると、海外投資家は634億円買 い越した。2010年6月2週以来の売越額を記録した9月1週(5341 億円)をピークに海外勢の売り越し姿勢は和らぎ、前週は75億円にま で縮小していた。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、「一時的に欧州債務問題の解決期待が高まり、ショートカバー(売 り方の買い戻し)を後押しした。ただ、商いが伴っていない状況を見 ると、買い戻しの域を出ていない」と話していた。

第2週の日経平均株価は前の週に比べ1.7%高の8747円96銭と、 2週ぶりに上昇。ユーロ圏全17カ国で欧州金融安定化基金(EFSF) の機能拡充案の議会承認が完了したほか、域内銀行の資本増強に向け た取り組みが前進するとの期待が高まり、欧州債務不安がやや沈静化 した。一方、米国の一部主要企業の7-9月期の決算内容が市場予想 に届かなかったことなどが、相場の上値を抑えた。

このほかの部門別動向は、個人が376億円、投資信託が268億円 を売り越し、ともに売り越しは3週連続。年金や企業の自社株買いの 動きを反映しているとされる信託銀行は11億円と小幅ながら11週ぶ りに売り越しに転じた。みずほ証の三浦氏によると、「リバウンドの機 会で見切り売りが出た。ただ、金額的には小さく、日経平均が9000 円を抜けてくるあたりから売りも増えてくるだろう」と見ている。

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