ウェルズ・ファーゴ:住宅ローンに「大きなチャンス」-BOAは縮小

米住宅金融最大手のウェルズ・フ ァーゴは、米国の住宅ローン市場での利益をさらに上積みしそうだ。 競合会社が、住宅保有者の怒りや規制当局の権限強化を嫌い、多額の 損失回避に向けて住宅ローン市場からの撤退を進めていることが背景 にある。

各社の発表によると、ウェルズ・ファーゴの7-9月期(第3四 半期)の住宅ローン貸し出しは890億ドル(約6兆8000億円)となり、 370億ドルのJPモルガン・チェースと330億ドルのバンク・オブ・ アメリカ(BOA)の合計を上回った。BOAは、第2四半期に同社 の新規住宅ローンの5割以上を占めたコレスポンデント・モーゲージ 部門を閉鎖しようと計画している。

ウェルズ・ファーゴのティモシー・スローン(51)最高財務責任 者(CFO)は17日のインタビューで「現在、住宅ローン事業を成長 させることができるということは、当社にとって大きなチャンスだ」 と述べ、「具体的には言及しないが、競合会社の一部は当社のように規 律がとれていないので、当社より大変だった。当社は完ぺきではなか ったが、規律がとれていた」と語った。

ウェルズ・ファーゴは、競合会社が事業を縮小したり、市場から 撤退したりするのを受け、市場シェアや利益を拡大する可能性がある。 住宅危機を受け、2007年以来100社以上の住宅金融会社が閉鎖したり、 買収先を探したりすることになった。

ウェルズ・ファーゴのジョン・スタンプ最高経営責任者(CEO) は今週、同社の住宅ローンの貸し出しは米国全体の4分の1を占める と述べた。これは2007年当時のBOAと同じような状況だ。同CEO によると、借り換えの数字はもっと高くなるという。

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