NY原油時間外:続落-欧州債務危機対応の難航やFRB見解を嫌気

ニューヨーク原油先物相場は20 日の時間外取引で続落。欧州債務危機への対応が難航していることに 加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が企業の米経済に対する悲観 論が強まっているとの見方を示したことで、燃料需要が低迷するとの 観測が強まった。北海ブレント原油とウェスト・テキサス・インター ミディエート(WTI)の価格差が拡大した。

原油先物相場は一時1%下落した。前日の通常取引は2.5%下落。 米エネルギー省によると、先週の燃料需要は2.2%下落し5月以降で 最低水準に落ち込んだ一方、原油在庫は減少した。欧州金融安定基金 強化をめぐり仏独の意見が対立した。ユーロ圏財務相会合は21日に 開催される。FRBによると、米企業は景気回復の強さについて懐疑 的な見方を強めている。

コモディティー・ブローキング・サービシズのマネジングディレ クター、ジョナサン・バラット氏(シドニー在勤)は「市場は在庫が 大幅に減少していることを無視し、独仏間の対立に焦点を絞っている。 意見対立で波紋が広がり、欧州で解決策が出ないとなれば経済成長は 一段と鈍化するだろう」と述べた。

原油先物12月限は一時、88セント安の1バレル当たり85.41ド ルを付けた。シンガポール時間午後2時25分(日本時間同3時25分) 現在、85.93ドルで推移している。前日の通常取引は2.24ドル安の

86.29ドルで引けた。終値では13日以来の安値。20日に納会を迎え る11月限は85.65ドル。