ソニーへの強気な見方が08年以来の高水準、株価反発観測-オプション

ソニーのオプションを手掛けるト レーダーの間で強気な見方が3年ぶりの高水準に達している。7月以 降下落してきた同社の株価が反発するとの観測が背景にある。

ブルームバーグの集計データによると、米個別株オプション市場 では、コール(買う権利)はプット(売る権利)の2.1倍と、その差 は2008年10月以来で最大となった。2カ月前は0.97倍だった。ソニ ーの米国預託証券(ADR)は円高による海外収益の目減り懸念を受 けて7月7日以降に26%下落している。

ブルームバーグのデータによると、ADRの時価総額が200億ド ルを超える日本企業26社のうちでは1社を除いてソニーの下げが最も きつい。日本市場で同社株は今月、1987年以来の安値を付けている。 同社はアップルの「iPad(アイパッド)」に対抗しタブレット型コ ンピューターを投入しており、今年の利益は倍増するとアナリストの 間では見込まれている。

ナビゲーション・グループ(運用資産3億5000万ドル=約270億 円、カリフォルニア州)の共同創業者、カルロ・パナチオーネ氏は19 日の電話インタビューでソニー株の回復観測について、「長期にわたっ てこれほど低迷が続いた後だけに、もうすぐかもしれない」と述べ、「タ ブレット端末は全般に成長分野であることは明らかであり、それがき っかけになる可能性はある」と語った。