EU、商品デリバティブと超高速取引の監視強化目指す-金融規制改革

欧州連合(EU)は、域内の金 融市場規制改革の一環として、商品デリバティブ(金融派生商品)と 超高速取引に対する監視強化を目指している。

EUの行政執行機関である欧州委員会がブリュッセル時間20日 午前10時(日本時間同午後5時)に正式に承認する予定の改革案は、 市場のボラティリティを抑制し、規制当局の監視を強め、競争を促進 するのが狙い。同案には「ダークプール」と呼ばれる私設取引システ ムの規制強化も盛り込まれている。具体策としては、各国の監督当局 がトレーダーに対して商品デリバティブの持ち高を制限するか、同等 の効果を持つ「代替措置」を講じることが含まれている。規制実施に は各国政府と欧州議会による最終案への合意が必要。

欧州委のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)は電子メ ールで同日配布した文書で、「一部の金融活動や金融商品がいかに複 雑で不透明になったかを思い出させる苦い経験として、金融危機は役 割を果たす」と説明。同案は「より望ましく、安全で、開かれた金融 市場の実現に役立つ」との考えを示した。