独仏が対立、救済基金の能力拡大へのECB活用めぐり-緊急会合

欧州連合(EU)首脳会議(サ ミット)を4日後に控え、ユーロ圏の首脳らは意見調整を図り19日 夜にフランクフルトで緊急会合を開いた。

任期満了が近いトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁を慰労する ためにフランクフルトで19日行われたイベントに集まった欧州首脳 らが緊急会合を開き、そこで欧州金融安定ファシリティー(EFSF) の融資能力拡大におけるECBの役割をめぐって独仏の意見が対立し た。

JPモルガン・チェースの欧州担当チーフエコノミスト、デービ ッド・マッキー氏はインタビューで「多くは週末に落胆させられると 予想している」と述べ、「融資能力拡大の問題が解決されないと、極 めて強い落胆を余儀なくされるだろう」と付け加えた。

フランスのサルコジ大統領の報道官が明らかにしたところによる と、サルコジ大統領はドイツのメルケル首相、トリシェECB総裁、 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と会談。ドラギ次期EC B総裁とEUのファンロンパイ大統領、欧州委員会のバローゾ委員長、 および独仏の財務相も参加したという。

バロワン仏財務相は記者団に対し、ECBとドイツは同中銀のバ ランスシートをEFSFの融資能力拡大に利用することに反対してお り、意見対立の溝が深いことを明らかにした。