香港株(終了):下落、欧州問題めぐる協議を不安視-米景気懸念も

香港株式相場は下落。欧州の救済 基金をめぐる協議の行き詰まりが世界経済の回復の妨げになりかねな いとの懸念が強まった。米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した 米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、企業が米景気の先行き に対して懸念を強めていることが明らかになった。

売上高の約8割を欧州で稼ぐ衣料小売りのエスプリ・ホールディ ングス(330 HK)は7.8%安。アルミニウム生産で中国最大手のチャ ルコ(中国アルミ、2600 HK)は4.9%下落した。国内最大の産銅会社、 江西銅業(358 HK)は3.7%値下がり。

米ウォルマート・ストアーズなどの小売企業に衣料品や玩具を納 入する香港のリー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は2.8%安。不 動産開発のチョンコン・ホールディングス(長江実業集団、1 HK)も 売られた。

ハンセン指数は前日比326.12ポイント(1.8%)安の17983.10 で終了。今週はここまで2.8%値下がりしている。ハンセン中国企業 株(H株)指数は前日比2.7%安の9196.68で引けた。

ホワイト・ファンズ・マネジメント(シドニー)で運用に携わる アンガス・グラスキー氏は「23日の欧州連合(EU)首脳会議で信頼 できる包括策がまとまるかどうか懸念が高まっているようだ」と指摘、 「米経済情勢にも改善が見られないようであり、実際にはさらに悪化 しかねないリスクが幾分あるため、投資家は全く安心できない」と語 った。

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