欧州危機打開へ救済基金の拡大を-ムーディーズ・アナリティクス

欧州の政策当局者は、秩序あるギ リシャのデフォルト(債務不履行)や利下げ、国債購入の継続、救済 基金の拡大を通じて債務危機の収束に貢献できるとの見解をムーディ ーズ・アナリティクスの経済調査責任者スティーブン・コクラン氏が 示した。

コクラン氏は19日、キプロスのリマソールでのイベントで、「わ れわれの予想ではギリシャのデフォルトは不可避だ」と発言。「欧州経 済の予測でわれわれが用いた仮定は、ギリシャ国債の保有者が約60% の債務減免を受け入れるというものだ」と説明した。

同氏は、政策当局者らはデフォルトが秩序立ったものになるよう 確実にする必要があると述べ、その時期については「ギリシャ経済が それを乗り切るのに十分な状態に回復し得る来年中に」起こる可能性 があると付け加えた。

コクラン氏は、消費者と投資家の信頼感を高め、利回りを「生き 残りの目安」である6%未満に抑えるためにスペインとイタリア国債 の購入を継続するよう欧州中央銀行(ECB)に呼び掛けた。また今 年に入ってから利上げを実施したECBは利下げに転じるべきだと指 摘した。

さらに、救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF) の能力を最大5倍に拡大することを提唱した。

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