米アメックス7-9月:13%増益-カード支出増と焦げ付き減少で

米アメリカン・エキスプレス(ア メックス)の7-9月(第3四半期)決算は、利益がアナリスト予想 を上回った。顧客のカード支出が増え、焦げ付き案件の減少も寄与し た。

19日の発表資料によると、純利益は12億4000万ドル(約950億 円、1株当たり1.03ドル)と、前年同期の10億9000万ドル(同0.9 ドル)から13%増加した。ブルームバーグがまとめたアナリスト23 人の予想平均は1株当たり0.96ドルだった。

ケネス・チェノルト最高経営責任者(CEO、60)は発表資料で 7-9月期について、「カード顧客の支出が力強かった。16%増加して 過去最高水準に達し、カードを発行する大半の大手銀行を再び上った」 と指摘。「信用の質も引き続き良好だった」と説明した。

米国の決済手段として最も普及しているデビットカードの利用者 を各社が奪い合う状況の中で、チェノルトCEOは、スマートフォン (多機能携帯電話)やコンピューター向けの新たな決済システムで、 アメックスカードを保有する富裕層以外にも顧客を広げようとしてい る。電子財布「サーブ」はアメックスのネットワークの取引件数の増 加につながる可能性がある。6月にはさらに広範な顧客層をターゲッ トとする手数料無料のプリペイドカードも導入した。

アメックスの株価は通常取引で前日比55セント安の46.13ドルで 終了。決算発表を受けた時間外取引でも一時1.3%下落した。年初来 では7.5%上昇している。

貸し倒れ償却率が低下

補足資料によると、7-9月期の貸し倒れ償却率は2.6%と、昨 年の5.1%から低下した。30日以上のローン延滞の割合も2.5%から

1.5%に低下した。

発表資料によれば、米国のカード収入は前年同期比23%増の7億 3300万ドル。海外は53%増の2億2100万ドル。

世界のカード利用額は16%増の2077億ドル。個人の利用は平均 3739ドルとなり、前年同期比で12%増えた。

純収入は8.6%増の75億7000万ドル。貸倒引当金は2億4900万 ドルで、33%減少した。