欧州債:ドイツ債下落、債務危機解決への期待高まる-ギリシャ債続落

19日の欧州債市場で、ドイツ 国債は3日ぶりに下落。欧州首脳が域内の債務危機解決への取り組み で前進しつつあるとの観測から、高利回り資産の需要が増え株高とな ったことが背景にある。

独10年債利回りは1週間ぶりの低水準から上昇。英紙ガーディ アンの報道によれば、ドイツとフランスが救済基金の欧州金融安定フ ァシリティー(EFSF)の規模を4400億ユーロから2兆ユーロに 拡大することで合意した。ショイブレ独財務相はドイツ議員に対しE FSFの規模を最大1兆ユーロに拡大することが可能だとの見解を示 したと、フィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)が伝えた。 この日はフランスとスペイン、ギリシャの国債も軟調だった。

クレディ・スイス・グループ(チューリヒ)の債券ストラテジス ト、ラスムス・ロウジング氏は「この日はリスク選好の動きになって いるようだ」とし、それが独債利回りを押し上げたと述べた。「欧州 の政治状況で雑音を遮るのは依然として難しい。引き続き変動性は高 く、不透明感は強い」と続けた。

ロンドン時間午後4時14分現在、独10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.06%。18日 には1.99%まで下げ、10日以来の低水準となった。同国債(表面 利率2.5%、2021年9月償還)価格は0.395下げ101.705。2 年債利回りは3bp上昇し0.61%。

スペイン債は8営業日続落。格付け会社ムーディーズ・インベス ターズ・サービスは前日、同国の格付けを「Aa2」から2段階引き 下げ「A1」とした。見通しは「ネガティブ(弱含み)」。

スペイン国債の10年物利回りは前日比5bp上げ5.40%、5 年物利回りは4.70%に上昇した。

ギリシャ国債は4日続落。2年債の利回りは13bp上昇し

76.58%、価格は38.70となった。2020年6月償還債(表面利率

6.25%)は2bp上げ24.30%。

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