JPモルガンとBOA、09年以降の住宅ローンでも買い戻し請求増加

米銀JPモルガン・チェースとバ ンク・オブ・アメリカ(BOA)は、2009年以降に提供した住宅ロー ンについて買い戻し請求が増えていることを明らかにした。両行は08 年の金融危機後、デフォルト(債務不履行)抑制に向けて融資基準を 厳格化したとしていた。

両行の7-9月(第3四半期)決算資料によると、JPモルガン では09年以降実行のローンの買い戻し請求が昨年同時期に比べ3倍 以上の1億5300万ドル(約120億円)となった。BOAは1億6400 万ドルでほぼ3倍に増加。また、住宅バブルがピークに達する前の05 年のローンについても請求は増えたという。

請求の増加は米住宅公社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と フレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)が、不良住宅ローンの増 加に伴い買い戻し要求を積極化させている兆候とみられる。当局は04 年から08年の大半にかけてのデフォルト(債務不履行)と差し押さえ の急増について、貸し手銀行の審査の甘さが原因とし、銀行側は以降 に審査を厳格化したと説明していた。

コンパス・ポイント・リサーチ・アンド・トレーディングの住宅 ローン・銀行担当アナリスト、クリス・ガマイトニ氏は請求増加につ いて「驚きだ」として、銀行は恐らく「10年までは貸し出し基準を引 き締めなかったのではないか」と述べた。

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