三菱商事と三井物産、豪ウッドサイド株の取得に関心か-JPモルガン

欧州最大の石油会社、英・オラン ダ系ロイヤル・ダッチ・シェルが保有するオーストラリアの石油・ガ ス会社ウッドサイド・ペトロリアムの株式24%をめぐり、三菱商事と 三井物産、または中国が一部取得に関心を示す可能性があるとJPモ ルガン・チェースはみている。

ベンジャミン・ウィルソン氏らJPモルガンの資源アナリストは 18日のリポートで、「日本企業は戦略的にウッドサイドの資産に関心 を示す可能性がある」と指摘、「中国にとって、このような案件は輸入 された液化天然ガス(LNG)のコストに対する間接的なヘッジにな り得る」と記した。

シェルは昨年11月8日、保有するウッドサイド株式の10%を売 却する計画を発表。残り24%については少なくとも1年は保有を続け る意向を示していた。英・豪系BHPビリトンは今年4月、シェルが 保有するウッドサイド株を取得し、同社の完全買収を検討していると の観測を否定した。

JPモルガンは、BHPは「地理、商品の分散という観点から関 心がないようだ。最近別の買収を目指した」と説明。さらに、70億豪 ドル(約5530億円)相当の保有株を全て売却するのは「現在の状況で は相当難しいだろう」と分析した上で、より良い価格で売却するのを 待つ余裕がシェルにはあると指摘した。