英中銀議事録:量的緩和拡大決定は全会一致-債務危機での緊張で

イングランド銀行(英中央 銀行)は今月6日に開いた金融政策委員会(MPC)で、資産購 入プログラムの規模を拡大することを全会一致で決定した。欧州 債務危機に伴う緊張が、刺激拡大への「説得力のある」根拠を生 じさせたと判断した。19日に公表された議事録から分かった。

キング総裁以下9人から成るMPCは資産買い取りプログ ラムの規模を2750億ポンド(約33兆1920億円)と、従来の 2000億ポンドから拡大することを決めた。

議事録によると、政策金利を過去最低の0.5%に据え置くこ とも全員が支持した。

議事録によれば、MPCは資産購入規模について500億- 1000億ポンドの拡大を検討した。また、今回の購入によって 2009年と同様の景気刺激効果を見込んでいる。メンバーらは購 入の影響がMPCの想定と異なる場合はプログラムを「調整する」 ことが可能だとも発言している。

議事録は「ユーロ圏の一部諸国と銀行の高債務に関連した脆 弱(ぜいじゃく)性に対する意識の高まりが、需要見通しを一段 と悪化せた」との認識を示している。「最悪のリスクは現実化し ていないものの、その脅威が銀行間市場での深刻な緊張を引き起 こした」とも指摘した。

MPCメンバーは経済成長とインフレに関する最新の予測 が出そろう11月まで量的緩和拡大を先送りすることも検討した が、「延期によるいかなる利点も、即時行動を支持する議論を凌 ぐものではないと判断した」と議事録が示している。

さらに、必要な刺激の規模については「相当な不透明感」が あるものの、一部のMPCメンバーは「大きな下振れリスクの存 在が、それがない場合に比べて大規模な金融刺激により英経済を リスク現実化に備えて強化することを必要にする」と論じたとい う。