シンガポール当局、3ディグリーズに業務縮小命令-法廷で審理へ

ディストレスト資産を扱うヘ ッジファンドの3ディグリーズ・アセット・マネジメントは、創業 者のモエ・イブラヒム氏が資産を流用したとの指摘を受け、シンガ ポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)から業務縮小を命じられ た。

これに対し、3ディグリーズは、MASと財務省が資産運用関 連の法律上の地位を11月9日付で取り消すことを決めたのは不当だ として、シンガポール高等法廷に対し訴えを起こした。訴状は今月 提出された。この件をめぐって非公開の審理が今月20日に予定され ている。

同社が運用するファンドの1つが少なくとも4000万ドル(約 31億円)を取り戻すため2008年に起こした訴訟では、被告側が同 ファンドからイブラヒム氏が670万ドルを同氏が100%保有する3 ディグリーズに移したと反論。これを受け、MASが調査に乗り出 していた。

3ディグリーズはこれを否定、裁判所に提出した書類では「た とえそうした取引があったとしても違法でも不適切でもない」とし ている。イブラヒム氏はコメントを控えている。MASは18日、 「この件について現時点でコメントするのは不適切」だとする声明 を電子メールで配布した。