中国:突然の金融緩和はない、成長鈍化でも-ソシエテGの姚氏

中国は欧州債務危機による輸出 への打撃に直面しているものの、年内は利下げを見送る可能性がある。 インフレ率が目標を上回る水準に高止まりしているほか、国内消費が 世界的景気回復の原動力である同国の成長を下支えしているためだ。

中国が18日に発表した7-9月(第3四半期)の経済成長率は

9.1%に鈍化したものの、9月の工業生産と小売売上高はいずれも伸 びが加速した。先週発表された同月の消費者物価指数(CPI)は前 年同月比6.1%上昇と、目標の4%を上回る伸び率となった。

ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、姚偉氏(香港在勤)は 「最近の指標が金融・財政政策の突然の変更の引き金になることはな いだろうが、今後は全般的に緩和の方向に進む公算が大きい」と指摘。 「消費はかなり良く持ちこたえている」と付け加えた。ブルームバー グ・ニュースがエコノミスト22人を対象に実施した調査で、7-9 月成長率の予想を的中させたのは同氏だけだった。

エコノミストらは景気浮揚を狙った措置を見込んでいる。欧州債 務危機が輸出見通しに影を落とし、国内の小規模企業は資金調達市場 の逼迫(ひっぱく)について不満を漏らしているためだ。JPモルガ ン・チェースは中小企業向け資金調達手段の確保や政府の住宅プログ ラムなどを対象に「選択的緩和」が行われる可能性があるとみる一方 で、中国人民銀行(中央銀行)は年内、政策金利を据え置くと予想し た。

--Li Yanping. With assistance from Ailing Tan in Singapore and Zheng Lifei in Beijing. Editors: Nerys Avery

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 野崎 ひとみ Hitomi Nozaki +81-3-3201-3549 or hnozaki1@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Paul Panckhurst at +852-2977-6603 or ppanckhurst@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE