ギリシャで最大規模の抗議デモ、警官隊と衝突-緊縮策採決20日に控え

ギリシャの首都アテネ中心 部で19日、大規模な抗議デモが繰り広げられ警察隊と衝突した。 同国のパパンドレウ首相はさらなる緊縮策の実施を約束し、23 日開催予定の欧州連合(EU)首脳会議でギリシャの債務削減 策を打ち出すよう欧州諸国に訴えている。

この日はギリシャが支援を受け続ける条件として国際債権 団が求める追加緊縮策の議会審議が行われた。議事堂前では、 白いヘルメットをかぶった機動隊が催流ガスを使ってデモ隊の 排除にあたった。警察当局によれば、48時間ストの開始時に、 アテネでは約7万人が抗議に繰り出した。パパンドレウ首相の 歳出削減と増税の最新パッケージに対し、今までで最大規模の 抗議が繰り広げられた。

ベニゼロス財務相は生放送された議会での演説で、「緊縮策 無しには2011年も12年も予算達成は不可能だ」と訴えた。議 会の外ではガスマスクで顔を覆ったデモ参加者が、機動隊に火 炎瓶を投げつけた。

ギリシャ議会では与党が過半数を4議席上回る。パパンド レウ首相は20日遅くに予定される採決で、与党・全ギリシャ社 会主義運動(PASOK)が市民の怒りにひるむことなく結束 し、法案を通過させることを期待している。6月に採択された 緊縮策に続く今回のパッケージには、新たな増税や年金及び賃 金の追加削減のほか、3万人の公務員削減計画が含まれている。