S&P:モンテ・パスキなどイタリアの24行格下げ-借入コスト上昇で

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、イタリア銀行業界の評価を引き下げると ともに、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行を含む24行を格 下げした。ソブリン債危機の影響で借り入れコストの上昇が見込まれ るためと説明した。

S&Pは電子メールで配布した発表資料で、「イタリア国債の利 回り上昇に伴い銀行の資金調達コストは著しく上昇すると考える」と し、「さらに、銀行と企業セクター双方での資金調達コストの上昇が、 貸し渋りを招き、短・中期的に経済活動が鈍化する公算が大きい」と 指摘した。

10年物イタリア国債利回りは18日、7ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇して5.867%。終値ベースとしては、借り入 れコストの急上昇阻止に向け欧州中央銀行(ECB)が8月8日に購 入を開始する直前以来の高水準となった。

S&Pはモンテ・パスキの格付けを1段階引き下げて「BBB+」 とした。イタリア銀行業界のカントリーリスク評価は「グループ2」 から「グループ3」に引き下げた。同国銀行最大手ウニクレディトな ど19行については格付けを据え置いた。