ゴールドマン:7-9月期赤字も、株価は上昇-一部事業に期待

18日の米株式市場では、ゴー ルドマン・サックス・グループの株価が上昇。同社7-9月(第3四 半期)決算でのトレーディング収入の伸びや、引き受け業務および企 業買収の見通し改善が好感された。

ゴールドマンが18日発表したところによると、第3四半期の 株式と債券のトレーディング収入は前四半期比で16%増加し、投資 銀行業務の未処理分も増加した。第3四半期の損益は、投資資産の価 値目減りが影響し、3億9300万ドル(約300億円、1株当たり84 セント)の赤字だった。

今年1-9月期でゴールドマンの収入のうちトレーディング収 入が62%を占めた。

ニューヨーク時間午後1時22分現在、ゴールドマンの株価は 前日比2%高の98.83ドル。一時は3.7%上昇した。

ヘッジファンド、セカンド・カーブ・キャピタルのトーマス・ ブラウン最高経営責任者(CEO)は、「トレーディングは誰もが 思っていたほど悪くはなかった。大幅な損失は投資資産の価値減少 分や融資部門だった」と述べ、「ゴールドマンが厳しい状況にあるの は確かだが、それは環境によるものであり、ゴールドマンが原因では ない」と分析した。

7-9月期は1999年の株式公開以来で2回目の赤字となっ た。赤字となった2度の決算はいずれも、ゴールドマンが企業やプ ライベートエクイティ(未公開株、PE)ファンド、ローンに投資 した資産価値の減少が要因だった。前年同期は19億ドル(同2.98 ドル)の黒字だった。

中国工商銀行株などを保有するインベスティング・アンド・レ ンディング(投資・融資)分野の収支は第3四半期に24億8000万 ドルのマイナスとなった。前年同期はプラス18億ドルだった。

第3四半期の全社の収入は前年同期比60%減の35億9000万 ドル。前期比では51%減少した。

通常、ゴールドマンの最大の収入源である債券・通貨・商 品トレーディングは同36%減だった。投資銀行部門の収入は7億 8100万ドルに減少した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE