ECB総裁:財政規律の強化に向けEU条約改正を-独紙FAZ

欧州中央銀行(ECB)のト リシェ総裁は、財政規律を守らない加盟国に対し決定事項を強制でき るようにするために、欧州連合(EU)の条約を改正すべきだとの見 解を明らかにした。

ECBが18日公表した記録によると、トリシェ総裁はドイツ紙 フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)とのインタビューで、財 政安定成長協定に従うことを頑なに拒む国に対し、「決定事項を強制」 できるようにするべきだと主張した。

同総裁はさらに、ECBが今年8月に欧州の国債購入の再開を余 儀なくされたことに言及。その理由について、救済基金の欧州金融安 定ファシリティー(EFSF)増強で合意した後も、各国政府が実施 を先延ばししたためだと述べた。

トリシェ総裁は当時について、「遅延が続いた結果、金融政策の 浸透を守るためECBはふたたび債券市場に介入せざるを得なくなっ た」と説明。債務危機の解決に向けて「責任は各国政府にある」と指 摘した。

そのうえで、「ECBにとって最も重要なのは中長期的な安定を 確保することであり、従って政府の失策を是正するために金融政策を 利用することはできない」と語った。