レーン欧州委員:ポルトガルの財政健全化、「大きな課題」に直面

欧州連合(EU)の行政執行 機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は、ポルトガルに よる財政赤字の削減とEU主導支援策に基づく条件達成は「大きな課 題」に直面しているとの見解を示した。

レーン委員はポルトガルが2011年の財政赤字の削減目標を達成 する点において「リスク」を抱えているとして、「意欲的だが必要な」 12年予算案を採択するために2倍の努力が必要だと訴えた。同委員 はリスボンで開催された会議にビデオメッセージを送った。

ポルトガルのガスパル財務相は17日、同国の来年の経済成長率 はマイナス2.8%と、これまでの予想よりも悪化するとの見通しを 示した。同国は財政赤字を対国内総生産(GDP)比率で今年

5.9%、来年は4.5%、13年にはEUが上限とする3%とし、昨年 の9.8%からの削減することを目指しているが、景気悪化で困難が 予想される。

レーン委員は、ポルトガルの緊縮策は幅広い支持を得ているもの の、現時点では11年目標の達成能力が疑問視されていると語った。 メッセージは17日のポルトガル予算案発表前に収録された。

講演内容のテキストによると、同委員は「予算案の策定と実行に おける不幸な落ち度を是正しなくてはならない」と述べ、「この先に は大きな課題が待ち構えている。11月の第2次査定作業で検証され るだろう」と付け加えた。