米BOA、資産規模で米銀2位に転落-JPモルガンがトップに浮上

米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)は資産規模米銀トップの座をJPモルガン・チェースに奪 われた。ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)の下でB OAが人員削減や事業売却を進めている一方、JPモルガンは事業を 拡大した。

JPモルガンの総資産は7-9月(第3四半期)に1.9%増え 2兆2900億ドル(約176兆円)となった。一方、18日のBOA発 表によると、同行資産は1.8%減少し2兆2200億ドル。株式時価総 額で最大の米銀は17日終値の時点でウェルズ・ファーゴだった。

BOAはケネス・ルイス前CEOの時代に、クレジットカード会 社のMBNAや住宅金融カントリーワイド・ファイナンシャルなどを 買収し、資産規模最大の米銀となったが、それぞれの業界で最大手だ ったこの2部門はBOAに評価損をもたらし、2008年半ば以降6回 の四半期赤字につながった。

KBWのアナリスト、ジェファーソン・ハラルソン氏は、首位交 代は「BOAがJPモルガンに対して後れを取っていることを意味す るものだ」として、「資本水準は200-300ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)劣り、配当支払い能力では8-12四半期遅れ ているだろう。カントリーワイド・ファイナンシャルの買収がこれほ どの後れを決定付けた」と指摘した。