米BOA:7-9月は純損益が黒字回復、信用改善や一時利益で

米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)の7-9月(第3四半期)決算は、純損益が黒字に回復。 収入の増加や信用の質改善、一時利益が寄与した。ニューヨーク株式 市場でBOA株は上昇している。

18日の同行発表によると、純利益は62億3000万ドル(約 4800億円、希薄化後1株当たり56セント)となった。前年同期は 73億ドル(1株当たり77セント)の赤字だった。総収入は6%増 加の287億ドルで、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリス ト予想を上回った。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)率いるBOA の株価は今年に入り55%下落。同CEOは事業整理のほか、3万人 の人員削減などを通じた50億ドルのコスト削減により収益力の回復 を目指している。

BOA株はニューヨーク時間午前9時40分現在、前日比6.1% 高の6.40ドル。

第3四半期は時価評価に基づく一部負債の調整による45億ドル、 中国建設銀行の株式売却益36億ドル、債務の評価額変更に伴う17 億ドルといった税引き前の一時利益が全体を押し上げた。一方、税引 き前の一時損失にはプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資 に関連した22億ドルなどがある。

貸倒引当金は減少

貸倒引当金は34億ドルと、前年同期の54億ドルから減少。カ ード部門や商業融資での信用の質改善が背景にあるとBOAは説明し ている。カード部門は黒字を回復、預金部門やグローバル・ウェル ス・アンド・インベストメント・マネジメント部門、グローバル・コ マーシャル・バンキング部門は利益が増加した。

投資銀行を含むグローバル・バンキング・アンド・マーケッツ部 門は3億200万ドルの赤字。前年同期は15億ドルの黒字だった。

住宅ローン部門は11億ドルの赤字で、赤字幅は前年同期の3億 9200万ドルから拡大した。ただ前期(4-6月)の145億ドルか らは縮小した。同部門の収入は22%減の28億ドル。新規の住宅ロ ーンが減ったことが響いた。住宅ローン買い戻しの需要に備えた引当 金は2億7800万ドルと、前期の140億ドルから減った。

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