9月の英インフレ率:5.2%に上昇、過去最高に並ぶ-予想以上

英国のインフレ率は9月に上昇し、 過去最高に並んだ。イングランド銀行(英中央銀行)当局者がリセッ ション(景気後退)回避に軸足を移す中、消費者物価の圧力が高まっ ていることが示された。

英政府統計局(ONS)が18日発表した9月の消費者物価指数は 前年同月比5.2%上昇。インフレ率は8月の4.5%を上回り、2008年 9月に記録した過去最高と同水準となった。ブルームバーグ・ニュー スがエコノミスト35人を対象にまとめた調査の中央値では4.9%上昇 と見込まれていた。9月の指数は前月比では0.6%上昇。

キング中銀総裁は今月、消費者物価の上昇率が恐らく9月にピー クに達した後、12年に「急速」に低下するとの見方を示していた。

英中銀は6日、ユーロ圏の債務危機に絡んだリスクが国内の景気 回復に悪影響を及ぼすのを防ぐため、資産買い取りプログラムを再開 することを決めた。一部の当局者は以後、必要なら刺激策を拡大する ことを示唆している。

スコシア・キャピタル・ヨーロッパの英国担当チーフエコノミス ト、アラン・クラーク氏(ロンドン在勤)は統計発表前、中銀当局者 は「数カ月にわたりインフレ率が5%またはそれ以上になる可能性が あると指摘していた」と述べ、「これはそれほど重要ではないと思われ る。成長が全てで、インフレは1年後には落ち着いているだろう」と の見方を示した。

小売物価指数

同時に発表された9月の英小売物価指数は前年同月比5.6%上昇 と、8月の5.2%上昇からインフレが加速し、1991年6月以来の大き な伸びとなった。エコノミスト調査では5.4%上昇が見込まれていた。 住宅ローンなどを除いたベースでは前年同月比5.7%上昇。