バイオ燃料が直面する新たな試練-米軍での利用推進、価格下落が鍵

バイオ燃料は、これまでで最大 の試練に直面している。それは、世界で最も軍事費が潤沢な米国が支 払える水準の価格で戦闘機や戦車に動力を供給できるかという問題 だ。

米空軍のケビン・ガイス副次官補によると、空軍は40以上ある航 空機のモデル全てで、従来目標より3年早い2013年までに廃油や植物 からできた燃料の利用を認可する方針だ。空軍はエネルギーの25%を 25年までに再生可能エネルギーで賄うことを望んでいる。海軍と海兵 隊は20年までにエネルギーの半分を石油やガス、石炭から移行させる ことを目指している。

メイバス海軍長官はインタビューで「化石燃料に依存するのは軍事 組織としてあまりにも脆弱(ぜいじゃく)性が高過ぎる」と指摘した。

バイオ燃料の製造過程の開発を手掛ける米ハネウエル・インターナ ショナルのUOP部門の再生可能エネルギー担当バイスプレジデント、 ジェームズ・レコスキ氏によると、バイオ燃料価格は現行の1ガロン当 たり10ドル以上の水準から3-4ドルまで下落する必要がある。1カ 所当たり約3億ドルの費用がかかる精製施設の建設が「極めて重要」で あり、生産を次の段階に進めるには米政府のような巨大規模の顧客が必 要との見方を示した。

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