日本の高級品市場が復活、4年ぶり拡大へ-海外ブランドが攻勢

日本の高級品市場は4年ぶりに拡 大が見込まれる。ステータスに敏感な消費者が日本経済の復興を後押 しし、イタリアのジャンニ・ベルサーチや英国のマルベリー・グルー プは日本で事業拡大に動いている。

米コンサルティング会社ベインの試算によると、日本の今年の高 級品売上高は2%拡大する見通し。2007年に始まった売り上げの減 少により日本の高級品業界の規模は14%縮小した。

3月の東日本大震災が東北地方などに深刻な被害をもたらし、こ こ四半世紀で世界最悪の原発事故を引き起こしたが、日本の景況感は 持ち直しつつある。中国の観光客も訪れる中で、4000ポンド(約49 万円)の高級バッグ「ベイズウォーター」を製造するマルベリーなど の企業がこぞって日本に投資している。09年に撤退したベルサーチ も今年、日本に戻ってきた。

ベインのパートナー、クローディア・ダルピジオ氏は「客足が戻 っている。市場規模が大きい上に、若い世代が流行を仕掛ける傾向が ますます強まっているため、日本は依然として事業展開が必要な市場 だ」と語る。

震災復興を追い風にした楽観的ムードの回復に加え、販売を管理 したいとのブランド側の意向が投資を後押ししている。イタリアの高 級服メーカー、カバリ・グループは先月、東京に初の直営店をオープ ンした。

マルベリーは、クラブ21と三越伊勢丹ホールディングス子会社 の合弁会社との間で、近く販売契約に調印する見通しだ。契約は期間 10年で、三越伊勢丹の百貨店ネットワークでの複数の店舗内店舗オ ープンのほか、東京と大阪での旗艦店開設を念頭に置いている。マル ベリーが4日に明らかにした。

高級品は大衆的ビジネス

ダルピジオ氏は、日本は他国に比べ価値志向が強く購買層が広い として、高級品は日本でほとんど大衆的なビジネスだと指摘する。直 接販売によって企業は価格設定を管理し、特定の購買層をターゲット にすることも可能だと述べた。

MFグローバルの試算によると、日本の成人女性のほぼ5割がル イ・ヴィトンのハンドバッグを所有している。

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