米国:ファストフードが好調-景気懸念で消費者が外食支出抑える

米国ではファストフード店が、 リセッション(景気後退)懸念から財布のひもを緩めたくない消費者 の恩恵にあずかっている。高水準の失業率と消費者心理の弱さが、一 般のレストランでの外食を手控える要因となっている。

バンバーガーチェーンのマクドナルドや「ピザハット」を所有す るヤム・ブランズなどから成る「ブルームバーグUSクイック・サー ビス・レストラン指数」は今年4%上昇。対照的にチーズケーキ・フ ァクトリーなどのレストラン経営会社で構成する「ブルームバーグ・ フル・サービス・レストラン指数」は9%低下した。

米商務省が9月30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は 名目値で前月比0.2%増と、前月の0.7%増から伸びが鈍化した。8 月の個人所得は前月比0.1%減と、ほぼ2年ぶりの落ち込みとなった。

景気減速を受け、米国人は低価格のファストフードに足を運ぶよ うになっている。マクドナルドのデータによれば、米国内の店舗での 売り上げは2010年以降、5%伸びている。