ポルトガル財務省:来年の成長率予想、マイナス2.8%に下方修正

ポルトガル政府は来年の同国経済 が従来予想よりも大幅なマイナス成長になるとの見通しを示した。同 国政府は財政赤字目標の達成に向けて一段の歳出削減を実施している。

ポルトガル財務省が17日、記者団に配布した2012年の予算案に 関する資料によると、来年の国内総生産(GDP)は2.8%減少の見通 し。従来予想は2.2-2.3%減だった。今年については1.9%減を見込 んでいる。同省は失業率が12年に13.4%に達すると予想している。

ガスパル財務相は記者会見で、「予測できないリスクから経済と社 会を守るためには、12年予算に続く複数の選択肢が必要だ」と指摘。 「13年には経済活動の水準が回復し、失業率は低下し始めるだろう」 と述べた。

コエリョ首相は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)によ る780億ユーロ(約8兆2400億円)の救済策確保の条件達成に向け、 歳出削減と増税を進めている。ポルトガルは4月、借り入れコスト上 昇を受け、ギリシャとアイルランドに続いて支援を要請した。