【テクニカル分析】ユーロ・円、長期「売られ過ぎ」で押し目買い有効

新生銀行市場営業本部の政井貴子 部長は、テクニカル分析の観点からユーロは対円で長期的に「売られ 過ぎ」の状態にあり、押し目買いが有効に見えると指摘する。ただ、 下降トレンドの転換を確認するには、90日移動平均線などが控える1 ユーロ=109円台を突破する必要があると分析している。

政井氏は、月初からユーロの買い戻しが続いているため、目先は 「101円割れからの戻しの調整があるのが自然そうだ」としながらも、 相場の過熱感を表すテクニカル指標のストキャスティクスは、週足、 月足とも売られ過ぎの目安となる30を下回っているとし、「長い目で 見るとバイ・オン・ディップ(押し目買い)に見える」と話した。

ユーロは対円で今月4日に一時2001年6月以来の安値となる100 円76銭まで下落。その後は欧州債務危機への対応が前進するとの観測 から買い戻しが進み、17日には一時、107円68銭まで値を戻した。18 日の東京市場では105円台後半で推移している。

政井氏は、107円台は過去に何度ももみ合ったレベルであるため、 一気に上抜けるには欧州債務問題の鎮静化など「材料がついてこなけ ればならない」と指摘する。

また、108円付近には2010年の安値(105円44銭)と今年の3月 に付けた安値(106円61銭)を結んだ線、90日移動平均線が控える 109円後半(18日時点で109円80銭付近)には昨年安値と今年の年初 の安値(106円83銭)を結んだ線が通っているとした上で、ユーロ・ 円の下降トレンドをブレイクするには108円台、109円台を上抜けな ければならないと分析している。