ブラジル株:5日ぶり反落-エコノミストらが成長率見通し引き下げ

17日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が5営業日ぶりに下落。世界的な景気回復が行き詰 まるとの懸念が高まる中で、エコノミストらが同国成長率予想を下方 修正し、インフレ見通しを引き上げたことが弱材料視された。

金属相場の下落を受けて、鉄鉱石生産最大手のヴァーレが大幅安。 中国顧客との第4四半期の価格交渉で、同社が最近のスポット価格下 落を反映した水準とする選択肢を提示したとの報道も嫌気された。売 上高でブラジル最大の住宅建設会社、PDGレアルティSAエンプレ エンジメントス・エ・パルチシパソンエスを中心に、内需関連銘柄も 軟調だった。

ボベスパ指数は前日比2%安の53911.33。先週は週間ベースで約 2年ぶりの高い上昇率となっていた。同指数構成銘柄のうち値下がり が51銘柄、値上がりは17銘柄。通貨レアルは2.3%安の1ドル=

1.7741レアル。

ヘッジファンドのプリンシピア・アセット・マネジメント(サン パウロ)の運用担当者、マルセロ・パイシャン氏は「景気は減速しつ つあり、インフレは引き続き高水準。ブラジルは世界の多くのポート フォリオの中でアンダーウエートだ」と述べた。

ブラジル中央銀行がこの日発表したエコノミスト調査(中央値) によれば、2012年の同国成長率は3.6%と、前週時点の3.7%から下 方修正された。一方で来年の消費者物価指数(CPI)見通しは5.61% 上昇と、前週の5.59%上昇から引き上げられた。調査は14日に約100 人のエコノミストを対象に行われた。