米IBMの7-9月期:売上高は市場予想下回る-需要鈍化で

コンピューターサービス最大手、 米IBMの7-9月(第3四半期)決算は、売上高がアナリストの予 想を下回った。ソフトウエアやハードウエア、サービス事業の売り上 げの伸びが鈍化した。

17日の発表資料によると、売上高は前年同期比7.8%増の262 億ドル(約2兆100億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予 想平均は263億ドルだった。

サム・パルミサーノ最高経営責任者(CEO)は経済成長が鈍い 中で、売り上げ拡大に向けビジネス・アナリティクスや新興市場、ク ラウドコンピューティングといった分野に力を入れている。米成長率 は4-6月(第2四半期)に1.3%だったが、前期は0.4%と2年ぶ りの低水準。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジョシュ・オルソン氏は 「市場予想を上回らなかったため、株価は下落するだろう。IBMに 関しては予想が非常に高い」と指摘。ハードウエアの売り上げ鈍化に ついては「私が予想していたより早かった」と述べた。

7-9月期の売上高伸び率はハードウエアで4%と、前期の 17%から低下。サービス事業の同伸び率も10%から8%に落ち込ん だ。ソフトウエアの伸びも17%から13%に鈍化した。

IBMの株価は時間外取引で一時4.1%安の179.02ドル。通常 取引終値は186.59ドルだった。年初来騰落率はこの日の終値時点で プラス27%。

中国やインドなど成長市場

IBMの売上高の約6割を構成するサービス契約は123億ドル と、前期の143億ドルから減少した。

ブラジルやインド、中国といった成長市場での売上高は7-9月 期に19%増えた。IBMでは、同地域の売上高が全体に占める割合 は2015年までに30%以上になると見込んでいる。従来は10年に 21%になると予想していた。