英HSBC、出張を減らすよう従業員に指導-「もっと賢く手配を」

欧州最大の銀行、英HSBCホー ルディングスは従業員に対し、出張の回数を減らし、もっと賢く航空 便やホテルを手配するよう呼び掛けている。世界経済の鈍化懸念が支 出を抑制する動きにつながっている。

HSBCの欧州・中東・アフリカ地域の出張管理担当責任者、リ ー・ホワイトイング氏は17日、ロンドンで開催されたビジネス旅行に 関する会議で講演し、同行の出張回数が向こう1年で減少するのはほ ぼ確実だと発言した。

ホワイトイング氏は「今後はさらに引き締められるだろう」と述 べ、「出張回数をなるべく減らしていく必要がある。HSBCは倹約を 進めるとともに、常に賢い手配の方法を検討している」と語った。

国際航空運送協会(IATA)のこの日の発表によると、8月の ビジネスクラス利用の航空機での出張は2.3%増と、7月の7.5%から 伸びが鈍化した。ビジネスクラスではなくエコノミークラスで出張す る傾向も定着しつつあるという。

HSBCは8月1日、給与の増加に伴うコスト上昇を抑えるため、 2013年末までに全従業員の約10%相当する3万人を削減する計画を明 らかにした。今年1-6月(上期)の利益は36%増加したものの、収 入に対する経費の比率は57.5%と、目標の48-52%を依然として上回 っている。

法人旅行予約業務を手掛ける英チェンバース・トラベル・マネジ メントのクリス・セレン最高経営責任者(CEO)は同会議で、「公共、 民間部門ともかなり慎重になっており、財務管理を厳しくしている」 と指摘した。

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