ウェルズ・ファーゴ株が下落、収入減と貸出金利マージン縮小を嫌気

17日の米株式市場では、米住 宅金融最大手ウェルズ・ファーゴの株価が一時4%安まで下落した。 同社が朝方発表した7-9月(第3四半期)決算で収入が減少したほ か、金利マージンが縮小したことが嫌気された。

17日の発表によれば、純利益は22%増の40億6000万ドル (約3137億円、希薄化後の1株利益は72セント)と過去最高。前 年同期は33億4000万ドル(同60セント)だった。収入は196 億ドルと、前年同期の204億ドルから減少。ブルームバーグがまと めたアナリスト20人の予想平均202億ドルも下回った。

米失業率が9.1%と高止まりし顧客が借り入れを控える中、ジョ ン・スタンプ最高経営責任者(CEO)は経費削減に注力してきた。 プロジェクト・コンパスと銘打った計画を敷き、来年末までに毎四半 期15億ドルの経費削減を目指している。ワコビアのリテール銀行部 門の統合は今月中に完了する予定だ。

ロバート・ベアード(セントルイス)の銀行アナリスト、デービ ッド・ジョージ氏はブルームバーグテレビジョンで、「低金利を背景 に、投資家は貸出金利のマージンに注目している。その点、ウェルズ の純金利マージンは予想をやや下回った」と指摘した。

17日のニューヨーク時間午前8時29分現在、ウェルズ・ファ ーゴの株価は前営業日比98セント安の25.69ドルとなっている。