米ウォルマート:中国部門トップが辞任-豚肉表示の調査で引責か

小売り最大手の米ウォルマー ト・ストアーズは、中国部門のトップと有力幹部が辞任したことを 明らかにした。同社は豚肉の商品表示をめぐり当局から調査を受け たことで13店舗が営業停止となり、少なくとも27人が拘束され た。

ウォルマートの広報担当アンソニー・ローズ氏(香港在勤)は 電話取材に対し、中国事業責任者のエド・チャン氏の辞任は個人的 な理由であり、重慶市の当局による調査とは関連がないと述べた。 ウォルマート・チャイナの上級副社長、クララ・ウォン氏も辞任し たという。ローズ氏はウォン氏の辞任理由には触れなかった。

ウォルマートは15年にわたり中国で事業拡大を進めているが、 重慶市で普通の豚肉を有機飼育されたものだと表示していたとの 指摘を受け、当局の調査・捜査の対象となった。

国内食品市場で有害物質のメラミンに汚染された粉ミルクや 再処理された食用油の販売などが発覚したことで、中国当局は食品 小売会社に対する検査を強化している。

ウォルマートが電子メールで17日発表した資料によれば、ア ジア事業CEO(最高経営責任者)のスコット・プライス氏が暫定 的に中国部門の責任者に就く。

重慶市の警察は今月、商品表示に関する捜査の一環として、ウ ォルマート従業員2人を逮捕し、他にも少なくとも25人を拘束。 同社は当局に全面協力しているという。