印リライアンス会長:豊富な資金を海外買収に活用へ-石油会社割安で

資産家のムケシュ・アンバニ氏 が会長を務めるインドの石油化学メーカー、リライアンス・インダス トリーズは、過去最大に膨れ上がった流動性資金を海外買収に充てる 方針だ。利益の伸び鈍化により石油・天然ガス会社のバリュエーショ ン(株価評価)が3年ぶりの低水準になっている機会に乗じる。

石油の精製・採掘も手掛けるリライアンスが15日、7-9月 (第2四半期)は前年同期比16%の増益に加えBPへの資産売却によ り流動性資金が6149億ルピー(約9710億円)になったことを明らか にした後、アンバニ会長(54)は「リライアンスの財務基盤は強く、 成長機会を追求するための利益ベースを維持した」と語った。

米投資調査会社サンフォード・C・バーンスティーンによると、 リライアンスやペトロチャイナ(中国石油)、中国海洋石油(CNO OC)などのアジア企業は、域内の成長国向けのエネルギー供給確保 を図り向こう5年間で1500億ドル(約11兆6000億円)を投資する 公算。インドの天然ガス生産の減少に伴い、ボンベイ市場でリライア ンスの株価が今年19%下落したことを受け、アンバニ会長は米国のシ ェールガス資産を取得。またカナダの資産にも狙いを付けている。