米シティ、ウェルズ、BOA:7~9月は業績改善か-融資事業が好転

米銀シティグループとウェルズ・ ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ(BOA)が今週発表する7-9 月(第3四半期)決算は、融資関連損失が減少し業績改善が進んだよ うだ。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査の平均値よれば、シテ ィの利益は前年同期比15%増の25億ドル(約1930億円)となったも よう。シティはニューヨーク時間17日午前8時(日本時間午後9時) に決算を発表する。同じ時間に決算発表するウェルズ・ファーゴの利 益は、18%増の39億ドルと見込まれている。

18日に決算発表するBOAは、27億ドルの黒字となりそうだ。前 年同期は73億ドルの純損失を計上していた。

サスケハナ・ファイナンシャル・グループのアナリスト、デービ ッド・ヒルダー氏は7日付のリポートで、「融資の質の改善がさらに進 んだことが示されると予想している。特に商工業向けの無担保融資と クレジットカードローンでそうなるだろう」との見方を示した。

ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念で市場が混乱する中、 投資銀行業務に代わり貸し出しが各行業績のけん引役を担う必要があ りそうだ。JPモルガン・チェースが13日発表した7-9月決算は、 投資銀行業とトレーディングの低迷が響き減益となった。

国際戦略投資グループ(ISIG)の銀行調査担当責任者、エド・ ナジャリアン氏は9日付リポートで、商業・住宅ローンが伸び、7- 9月の米大手銀行25行の融資総額が1.2%増加したと指摘。顧客が資 産の安全性を追求し、預金も6.8%増えたとしている。

同氏によると「投資家は主要米銀でトレーディングと投資銀行業、 プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資関連収入が7-9月 に特に弱かったことを十分認識している」ものの、「中核となる融資・ 預金のトレンドがかなり良いことは十分把握していないようだ」とい う。

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