G20、欧州危機対応を重点討議-欧州がギリシャ債評価の大幅削減検討

欧州当局者らがギリシャ債務に対す る評価額を最大50%引き下げることや銀行支援措置の策定を検討する中 で、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がパリで14日から 2日間の日程で始まった。15日には、欧州ソブリン債危機の収束に向け た方策を重点的に討議する。

事情に詳しい関係者は14日、ユーロ圏の各国政府は欧州債務危機に 対処する戦略を変更してきていると語った。

ブラジルのマンテガ財務相は14日、パリで記者団に対し、「世界的 な問題となった欧州問題の解決策を世界は待っている」と述べた上で、 「私は、一段と楽観的になっている。欧州は前進している」と付け加え た。

当局者らが危機対応の取り組みを強めているとの楽観的な見方が広 がり、14日の世界の株式相場は上昇。週間でも7月以来の大幅な上げと なった。

G20のうち米国やドイツなどの富裕国が国際通貨基金(IMF)の 欧州危機封じ込めに充てる資金を拡充する案に疑念を表明したことから 当局者の間には不協和音が生じた。

カナダのフレアティ財務相は、「IMFに一段の寄与を求めるべき だとは思わない」と発言。ガイトナー米財務長官も米経済専門局CNB Cとのインタビューで、IMFには現段階でも「用途が確定していない 多額の資金」があると述べた。

財務相・中央銀行総裁会議で政策当局者らは、11月3、4日両日に フランスのカンヌで開かれるG20首脳会議(サミット)に向けた準備を 整える。15日の討議終了後には共同声明が出され、現地時間午後4時15 分(日本時間同11時15分)に記者会見が予定されている。

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