財務相:円高が「非常に大きな下振れリスク」-G20で懸念表明

20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議に出席のためパリを訪れている安住淳財務相は14 日午後(日本時間15日午前)、記者団に対し、同会議で円高への懸 念を表明したことを明らかにした。財務相は「第3次補正予算をを出 して復興に向けた経済が動き出すところで、円高の状況が非常に大き な下振れリスクになっているので、そこは懸念をしていると申し上げ た」と述べた。

欧州財政危機をめぐる日本の追加支援については「欧州ができる だけのことを積んだ上で、さらに世界的に支援が必要だとなってくれ ば、我々としても考えなければいけないときが来るかもしれない」と し、欧州の自助努力がまず必要だとの見解を示した。また、欧州が銀 行査定などの情報開示を一段と進めるよう求めた。

一方、今回の会議では、欧州の危機が新興国に広がりかねないと の懸念が各国から表明されたとし、「IMF(国際通貨基金)の役割 の強化を指摘する国もあった」と説明。これついては「IMFに対し ての資金は十分増強していますし、そういう点では追加的な措置が必 要とは必ずしも思っていない」 と述べた。