欧州救済基金:新権限、「ガイドライン」策定待って活用へ-副CEO

ユーロ圏の救済基金である欧 州金融安定ファシリティー(EFSF)のクリストフ・フランケル副 最高経営責任者(CEO)は、EFSFの拡充された役割に関する政 治的なガイドラインがまとまり次第、同基金は国債購入を含む新たな 権限を活用することができるとの認識を示した。

フランケル副CEOは、EFSFが新たな任務および第2次ギリ シャ救済プログラムを実行するための資金調達として短期債の発 行を開始すると述べた。同基金の規模は4400億ユーロ(約47兆 円)。

EFSFは域内債務危機の広がりを背景に、流通市場と発行市場 での国債購入と各国政府への与信枠提供、銀行支援の権限を獲得。こ れまでの役割は救済融資の財源としての債券発行に限られていた。

フランケル氏は14日、ブリュッセルで記者団に対し「準備は整 った。ガイドラインがまとまるのを待つだけだ」と発言。「ガイドラ インは近く承認されると見込んでいる」と続けた。同氏はEFSFの 最高財務責任者(CFO)も務めている。

EFSFの機能拡充案は前日のスロバキア議会による承認をもっ てユーロ圏の17カ国すべて批准されたが、新たな役割の詳細を詰め る作業はまだ続いている。欧州連合(EU)各国首脳は23日の首 脳会議に向け準備を進めている。EFSFはユーロ圏の国から要請が あり、救済条件が固まった場合にのみ新たな機能を活用する。

フランケル氏は「すべての機能には適切な前提条件が設けられて いる」と話した。