エルピーダ:7-9月営業赤字450億円、相場不振で拡大-速報値

公的支援で再建中のDRAMメー カー、 エルピーダメモリは14日、7-9月期の連結業績速報値を発表 した。DRAM価格の大幅低下や円高により営業損益は450億円の赤字 と、前年同期の235億円の黒字から急激に悪化。赤字幅は4-6月期の 38億円からも大幅に拡大した。決算発表は27日の予定。

現在主流のDDR3と呼ばれるDRAM(処理能力2ギガビット、 ギガは10億)のスポット価格は9月末時点で1.08ドルと、4月1日の 価格である2.1ドルの半値に急落。14日現在でも1.02ドル水準で推移 している。円相場も同日、1ドル=76円台後半となっている。

速報値の営業赤字額については日本経済新聞電子版が午後2時過ぎ に、400億円超と先行報道。同社株は急速に値を崩し、一時は前日比

8.70%安となった。これは8月31日に記録していた8.72%以来、約1 カ月半ぶりの日中下落率。終値は同6.0%安の519円。

みずほインベスターズ証券の石田雄一アナリストは、市場が営業赤 字幅を400億円前後と見ていたと指摘。日経が報じた赤字額がこの予想 を上回ったことで「このところ持ち直しの動きを見せていた」株価を押 し下げたと分析している。

エルピーダは9月、円高とDRAM価格下落への緊急対策を発表。 国内生産能力の一部を、 コスト競争力の高い台湾の子会社に段階的に 移転することも視野に入れる、としていた。

取材協力: 山口祐輝 --Editors:Yoshinori Eki, Tetsuki Murotani

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