中国:9月CPI、4カ月連続で6%突破-金融緩和の余地を制限

中国のインフレ率は4カ月連続で 6%を上回った。アジア各国・地域の当局者は、経済成長が減速する 中でも物価抑制に苦慮している。

中国国家統計局の14日の発表によれば、9月の消費者物価指数 (CPI)は前年同月比6.1%上昇。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト22人の予想中央値と一致した。8月は6.2%上昇。

欧州債務危機を背景に中国では輸出の伸びが鈍化し、中小企業が 信用収縮の影響を受けているとされる。しかし高水準のインフレのた めに、同国当局が金融政策を緩和する余地は狭まりつつある。食品価 格が全体の物価を押し上げており、豚肉の価格は前年同月比44%上昇。 CPIのうち食品以外の部分と、生産者物価指数(PPI)はいずれ も8月に比べて伸びが鈍化した。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミス ト、劉利剛氏(香港在勤)は、「インフレに打ち勝ったというのは時期 尚早だ」としながらも、中小企業支援のため、大手以外の銀行の預金 準備率を引き下げるなどの「部分的」緩和はあり得るとの見方を示し た。

9月のCPIは、食品価格が前年同月比13.4%上昇と、8月と同 じ伸び率となった。食品以外は同2.9%上昇で、8月の3%上昇を下 回った。

PPIの伸び鈍化

9月のPPIは前年同月比6.5%上昇と、今年最も低い伸びとな った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は6.9%上 昇。8月は7.3%上昇だった。

中国の経済成長は既に鈍化しつつあるとみられている。エコノミ スト予想では、18日に発表される7-9月(第3四半期)の国内総生 産(GDP)は前年同期比9.3%増の見込み。4-6月(第2四半期) は9.5%増だった。

中国のCPIは7月に前年同月比6.5%上昇と、約3年ぶりの高 い伸びを記録していた。政府は今年通年の目標上限を4%としている。

--Li Yanping , with assistance from Ailing Tan in Singapore and Jing Jin in Shanghai. Editors: Paul Panckhurst, Nerys Avery

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