米MMFの仏銀融資が半減-ナティクシス74%、アグリコルは64%減

【記者:Radi Khasawneh】

10月14日(ブルームバーグ):米国のマネー・マーケット・ファン ド(MMF)の上位8社は先月、欧州のソブリン債危機の悪化を受け て、フランスの銀行への融資を44%圧縮した。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、BNPパリバとソシ エテ・ジェネラル、ナティクシス、クレディ・アグリコル向けの融資 残高の合計は9月末時点で232億ドル(約1兆7800億円)と、前月の 415億ドルから急減した。ナティクシスの減少幅が74%と最も大きく、 クレディ・アグリコルも64%に達した。これらのMMFが管理運用す る資産額は5924億ドルに上る。

ソブリン債危機の深刻化に伴い、欧州の銀行がホールセール市場 で資金調達する能力が弱まっているとの不安が広がり、米国のMMF は欧州の金融機関向けの融資を減らしている。欧州中央銀行(ECB) はこれに対応し、3カ月物のドル資金供給入札を先月再開した。

モルガン・スタンレーのアナリスト、ヒュー・ファンステーニス 氏(ロンドン在勤)は10日付のリポートで、「MMFだろうと債券発 行あるいは証券化であろうとホールセール市場から資金調達できる機 会は著しく減少している。たとえそれが比較的ゆっくりとしたペース だとしても、銀行は資金市場の悪化が今後も続くと予想している」と 指摘している。