T&Dアセット:日本株ヘッジファンド運用を停止-執行コストかさむ

T&Dアセットマネジメントが2010 年6月から販売した日本株運用のヘッジファンドについて、9月末で事 実上、運用を停止していたことが分かった。想定より取引の執行コスト がかさみ、運用結果がマイナスとなったことが主因とみられる。事情に 詳しい4人の関係者が明らかにした。

このファンドはT&Dアセットが初めて運用・販売した買い持ちと 売り持ちを組み合わせて運用益を追求する日本株ロング・ショート戦略 で機関投資家向け。関係者によると、運用戦略に問題はなかったが、模 擬運用を上回る取引コストの発生で、運用益と元本を毀損(きそん)し たとしている。

同ファンドでは、リスク管理の徹底で安定的に絶対収益を積み上げ る運用方針で、年間収益率12-20%を目指していた。T&Dアセットマ ネジメントの天野尚一運用統括部長、ファンドを担当していた富永晋氏 と湯崎一子氏は運用停止についてコメントを控えた。