【今日のチャート】金相場2000ドル突破か-中央銀行による購入増で

金相場が来年初めに1オンス当 たり2000ドルを初めて突破するとの見通しを、マイン・ライフ(シド ニー)が示した。新興国の中央銀行がドルからの外貨準備多様化のため 金購入を増やしていることを理由として挙げた。

今日のチャートは、業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(W GC)が集計したデータを基に、インドやロシア、中国、メキシコの外 貨準備に占める金の割合が米国やドイツ、フランスと比較して低いこと を示す。下段のパネルは中央銀行の金準備(単位:トン)と金相場の 2008年3月以降の推移を示す。中央銀行による金購入は昨年、約20 年ぶりに純増した。

金属業界に関するリポートを出版するマイン・ライフの創業者でシ ニアアナリストのガビン・ウェント氏は「特に外貨準備が膨らんでいる 新興国など各国の中央銀行による金購入が引き続き増加するのは確実と 予想している」と述べ、金購入は「最も安全な選択肢だ」と指摘した。

金相場が11年続伸に向かう中、各国の中央銀行は金の保有量を増 やしている。WGCのデータによると、中央銀行や政府機関による金の 購入量は1-6月(上期)に計192.3トンだった。米国の外貨準備の うち金は75.4%、ドイツでは72.7%を占める。この割合は中国では

1.6%、ロシアでは8.2%となっている。

ウェント氏は「アジアや南米など多くの地域の政府は安全策として 金の保有を急速に増やしている」と指摘。「米ドルの外貨準備の価値は 過去10年間で大幅に低下している」と述べた。

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